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乳ガンは怖くない

乳ガンは怖くない

 

乳ガンの80%は、ホルモンバランスの崩れから
ホルモンバランスを整えて、乳ガンを見直しませんか??

 

私がこの本を書きたいと思った直接の原因は、
ある女性の言葉です。

 

Sさんは、乳ガンと診断されて乳房を片方切除しました。
その後で、ガンの食事療法を知ったそうです。

 

まだ結婚もしていないSさんは
「食事療法もあるという選択を知っていれば、
私は乳房を取りたくはなかった。
もっと情報が欲しかった…」

 

その後機会があって
"乳ガンから身を守る"と言う本を出版しました。

 

 

出版以後、反響は大きいものでした。

 

しかし、知識があっても実践しなければ何も変わりません。
実践すれば、やっただけの効果はあります。

 

日本の女性で発ガン率が一番大高いのが、乳ガンです。

 

乳ガンと診断されると、
体中の力を奪われてしまうような気持ちになりますが、
末期でなければ、そんなに心配しないで大丈夫なのです。

 

まず、乳ガンからのメッセージを聞くことが大切です。
乳ガンなどすべての病気は、体からのメッセージです。

 

怖がったり、落ち込んだり、
医師にすべてを任せてしまうのではなく、
あなたが乳ガンについて、まず知識を持つことです。

 

あなたが、知識を持てば
"自分は、こうする"という、決断もできます。
乳ガンには、生き方・考え方の問題が大きく影響します。

 

通常、乳ガンは遺伝的原因と考えられますが、
遺伝子が直接乳がんの発症原因になっている場合は少数です。
80%以上の乳ガンは、ホルモンバランスの崩れが原因です。

 

ホルモンバランスには、
考え方や食事・生活習慣など多くのことが関係しています。
ホルモンバランスが崩れてエストロゲン優勢になると、
乳ガンが発症しやすくなります。

 

エストロゲン優勢というのは、エストロゲンが過剰か、
あるいはエストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れている状態です。
エストロゲン優勢になる原因はいろいろあります。

 

エストロゲン優勢と環境ホルモン

 

エストロゲンは私たちの体の中で造られますが、
その他に植物に含まれるエストロゲンがあります。

 

また、環境ホルモンがエストロゲンのような働きをして、
私たちの体に悪影響を与えています。

 

現代では、男性も女性も子供も、
すべての人が
環境ホルモンによるエストロゲン優勢の悪影響を受けています。

 

環境中に大量にあるエストロゲン(環境ホルモン)

 

殺虫剤、プラスティック製品、車の排気ガス、
産業廃棄物、水道水の塩素、肉、乳製品、建築材など、
数えればきりのないほどの過剰なエストロゲンの中で
私たちは暮らしているのです。

 

エストロゲンには、
生殖につながる細胞を成長させる働きがあります。

 

そのために、エストロゲン過剰だと、
乳房の細胞も増殖して乳ガンも起こりやすくなります。

 

乳ガンを起こすタイプのエストロゲン

 

私たちの体の中で造られるエストロゲンは、
通常女性ホルモンと呼ばれますが、
実はエストロゲンには、3種類あります。

 

その中で乳癌に関係があるのが、
悪いタイプのエストロゲン(エストラジオールとエストロン)で、
DNAを損傷させます。

 

悪いタイプのエストロゲンが増えてしまうと、
乳ガンの発症原因になります。

 

悪いタイプのエストロゲンも良いタイプのエストロゲンも、
体の中で造られるには原料が必要です。

 

どちらの原料も食べたり、飲んだりして体に入れたものです。

 

また、悪いタイプのエストロゲンを分解して、
体の外に出したりするためには、
肝臓、腸、腎臓などがしっかり働くことが大切です。

 

これらの働きが落ちると、乳ガンが発症しやすくなります。

 

また、ふつう細胞は、
入れ替わって古くなった細胞は死んでいく(アポトーシス)ことで
健康が保たれます。

 

しかしエストロゲンはアポトーシスを遅らせて、
ガンを促進する遺伝子を活性化させてしまいます。

 

反対に、プロゲステロンは、
アポトーシスを正常な状態に回復します。

 

乳ガンと心

 

もしこの章を読んでいるあなたが乳ガン患者だったら、
自分の責任だと思い過ぎないでくださいね。

 

考え方や感情が体に影響を及ぼすという事実からも、
乳ガンになったのは自分の責任だと思い過ぎてはいけません。

 

乳ガンはいろいろな原因が重なりあって起きた病気です。
多分あなたが胎児の時に、
お母さんがさらされたものが、あなたに伝わったのです。

 

「それでは、もう治すことはできないのでは?」
と絶望しないでください。
やれることはたくさんあります。

 

病気はすべてそうですが、
乳ガンにも身体的な原因と共に、感情的な原因があります。

 

乳がんになる女性は、皆の面倒は見るけれど、
自分の面倒は見ない傾向があります。

 

受け取るよりも、
与えることがはるかに多い人間関係に甘んじていたり、
感情を表現しないで我慢したりする女性は、
乳ガンにかかりやすくなります。

 

これは、育児や家事
仕事に時間も体力も奪われた母親だけではありません。

 

実は、子供を産まない女性の方が、
乳ガンのリスクが高くなります。
子供を産むのを後回しにして仕事に没頭する女性は、
自分の面倒をみることが少ないと
乳ガンにかかりやすくなります。

 

「自分の面倒をみて可愛がろうとする女性はわがままだ」
と言う考え方が今もまだ残っています。

 

しかし、もっと自分の気持ちに耳を傾け、自分の面倒をみて、
自分を大切にするにはどうしたらいいかを考えてみましょう。

 

それが、乳ガンを防いだり、
治癒することにつながる第1歩です。

 

乳ガンは怖くない

 

乳ガンは、確かに怖い病気です。
しかし、恐れていては始まりません。

 

乳がんについての知識とあなたの直感を信じて、
主治医の協力を得ていくことを心から願っています。

 

乳がんは、乳房だけのトラブルではありません。
ホルモンは、心や、全身に関係しています。

 

ガンは、全身の代謝の乱れが原因です。

 

ですから、乳ガンだけ切除しても、
本当に健康になるわけではありません。

 

全身の代謝の乱れを改善できるのは、あなた自身です。

 

それには、まず、乳ガンがどうしてできたのか、
どうすれば乳ガンを改善できるかを知ることです。

 

自分の体を知ること、知識は力です。

 

 

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